在宅ケアデータベースとは

 在宅ケアデータベースとは、在宅ホスピスケアの実施状況調査に基づき、在宅ホスピスの実施医療機関をデータベース化したものです。
 データベースには医療機関名称や医師、看護婦、住所などの基本情報、往診や訪問看護など医療サービスの提供情報、患者や家族への病状説明や精神面でのケアなどの実施情報、他医療機関や福祉・医療機器関連など他職種との連携やその他の提供サービス情報を含みます。これらの情報を一覧性や検索機能をつけて本ホームページ上で公開しています。
 ご自宅で療養したいと希望している がん患者さんとそのご家族の方々、お近くの往診医師を探したいとき、どのような医療サービスを受けることができるのか知りたいとき、本データベースをご活用下さい。

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はじめに

わが国においては、がんが死因のトップで、年間約30万人の方がこの病のために死亡しています。多くの方が「死ぬのなら家で」と願いつつ、実際は大部分の方(90%強)が病院の一般病室で最期を迎えています。一方、数は少ないのですが-がん死亡者の約6%です-ご自宅で安らかに人生を閉じられる方がいるのも事実です。どうして家で亡くなる方の数は少ないのでしょうか?

この素朴な疑問に対する答えはいくつか考えられますが、最大の理由は多くの方が(医療者も含めて)そのような医療を知らないからだと思います。在宅ケアを受けたいのだが、どこに相談すればよいかわからないためにあきらめてしまうのです。

「家にいたい」「家で死にたい」「患者の気持ちを大事にしてやりたい」「悔いなく十分なことを家でしてやりたい」という患者さんやご家族の願いを大切にし、その夢を支えているのは、このホームページをご覧いただけばわかるように、

なのです。そのことをぜひ皆様に知っていただき、ご自宅で豊かな時を安心して過ごしていただくよう、このホームページ作成を企画しました。 このホームページ作成にいたる経緯を、資料を添えて簡単に説明いたします。

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「在宅ホスピスケア実施医療機関のネットワーク化と情報提供」研究事業

2001年春、笹川医学医療研究財団に提出した事業計画書(資料1)が採用され、研究班が組織されました(資料2)。全国調査、データベース作成、ホームページ作成が行なわれ、2002年3月に事業報告書(資料3[PDFファイル])を提出し、研究班は解散となりました。

2012年2月1日より、日本在宅ホスピス協会がこのホームページの管理運営を引き継ぐことになりました。

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がん患者の在宅ケア実施医療機関データベース作成の沿革

2001年4~2002年3月 財団法人笹川医学医療研究財団(現:財団法人笹川記念保健協力財団)の助成研究事業として、研究班がデータベースを作成
2002年4月 グループ・パリアンが管理運営を引き継ぐ
2002年6月 「末期がんの方の在宅ケアデータベース」サイトを開設(一般公開)
2006年4月 在宅ホスピス協会が管理運営を引き継ぐ
2006年9月~2007年3月 財団法人正力厚生会の助成によりデータベースを更新
2011年4月 医療法人社団パリアンが管理運営を引き継ぐ
2012年2月 日本在宅ホスピス協会が管理運営を引き継ぐ
2012年2月 「末期がんの方の在宅ケアデータベース」サイトのリニューアル

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